いつも当クリニックをご利用いただき、誠にありがとうございます。この度、当クリニックでは、より迅速かつ正確な診断を目指し、最新の検査技術を導入したことをお知らせいたします。

目次

新たに導入された検査について

SARS-CoV-2核酸増幅検査

新型コロナウイルス感染症(SARS-CoV-2)への対応として、当クリニックではNEAR法による核酸増幅検査を導入いたしました。この検査方法は、PCR検査と同じ核酸検出法に基づいており、ガイドラインや保険診療においてもその信頼性が認められています。特に、発熱などの症状が出始めた直後にも検査が可能で、抗原検査よりも早期に感染の有無を判定できるため、迅速な対応が可能となります。

判定に要する時間は15分未満となっております。

溶連菌核酸増幅検査

一方で、咽頭炎(のどの炎症)を引き起こす溶連菌感染症に対しては、核酸増幅検査を導入いたしました。多くの咽頭炎はウイルスが原因ですが、溶連菌感染の場合は抗菌薬による治療が必要となることがあります。従来の抗原検査よりも少量の菌での検出が可能であり、より正確な診断をもたらすことが期待されます。

この検査は15歳未満のお子様を対象としており、判定時間は10分未満です。

費用負担について

当クリニックでは、患者様に安心して必要な検査を受けていただけるよう、費用についてもご案内します。

小児医療証をお持ちの方

小児医療証をお持ちの方は、検査に関する自己負担はございません。

小児医療証をお持ちでない方

小児医療証をお持ちでない方の場合、検査費用は3割の自己負担となります。具体的な費用は以下の通りです。

  • SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)検査
    • 核酸増幅検査: 保険点数875点に基づき、3割負担で2,630円
    • 抗原検査: 保険点数325点に基づき、3割負担で980円
  • A群β溶連菌検査
    • 核酸増幅検査: 保険点数379点に基づき、3割負担で1,140円
    • 抗原検査: 保険点数149点に基づき、3割負担で450円

最後に

これらの検査は、患者様お一人お一人の症状や状況に応じて、医療者の最終判断に基づき実施いたします。

新型コロナウイルス感染症や溶連菌感染症は、早期発見・早期治療が非常に重要です。これらの新しい検査方法を導入することで、患者様へのより良い医療サービスの提供を目指してまいります。