集団で行うことが多い4ヶ月健診。1ヶ月健診のときと比べて、赤ちゃんは首が座ったり目がよく合うようになったりしてきています。ここでは、4ヶ月健診でどんなことをみてもらうかみていきましょう。

目次

哺乳と離乳食

完全母乳、完全ミルクまたは混合栄養など、どういった形で哺乳をしているのか確認します。

1か月健診の記事と重複しますが、母乳が出ていれば、母乳で栄養するのが赤ちゃんにとってより良いとされています。一方でさまざまな理由でミルクを使う方もおり、人工ミルクも栄養をかなり考えられて作られていますので、ミルクを適切に使うこともとても良いことと思います。

哺乳の回数は個人差が大きく、まだ昼夜むらなく3時間おきに飲んでいる子もいれば、夜間の間隔が少し開く子もいます。大切なのは日中部屋を明るくして、夜暗くすることで、生活リズムがつくのを促すことです。

4か月健診が終わって生後5ヶ月になったら離乳食の開始を検討します。お子さんの様子をみながら1日1回1さじずつ始めます。食事はなめらかにすりつぶした状態のものをあげましょう。この段階ではまだ食事優先というよりは、母乳・ミルクは飲みたいだけ与えましょう。開始に際して不安点があれば、4か月健診のときに質問してしまいましょう。

身長・体重

身長・体重・頭囲・胸囲を測定します。正期産の場合は、4か月健診時に体重が6kgを超えていることが多いです。体重の増加ペースは、1日あたり30g前後が目安です。

運動面の発達

子どもたちの9割はこの時期には首がすわっています。「首がすわっている」目安は、お母さんがお子さんを縦抱きにしたときに、その子の首を支えなくても良い状況です。まだ首がすわっていない子に関しては、診察上ほかに異常がみられなければ生後6か月までは経過観察することが多いです。