このたび当院では、 「子どものこころに寄り添う支援の場」として、心理外来を新たに開設いたしました。

発達の特性やこころの不調、不登校や家庭での困りごとなど、誰に相談していいかわからない悩みを抱えるお子さんと保護者の皆さまに、 安心して相談できる場所を提供したいという想いから、この外来を立ち上げました。

担当は、小児科医および公認心理師です。 医療の専門性と、心理支援の専門性を組み合わせた体制で、お子さま一人ひとりの個性と状況に応じたサポートを行います。

このようなことでお悩みではありませんか?

  • 言葉が遅い、こだわりが強いなど、発達の特性が気になる
  • 集団にうまくなじめない、人との関わりが苦手
  • 不登校が続いていて、家庭での対応に悩んでいる
  • 学校や家庭でイライラしやすく、気持ちが不安定
  • 自信が持てず、ふさぎ込みがち
  • きょうだいや親子関係に困りごとがある

そうしたこころのサインは、周囲からは見えにくく、理解されづらいことも多くあります。

当院では、お子さまの困りごとを「病気」や「問題」として捉えるのではなく、 「生きづらさ」や「環境とのかみ合わなさ」として理解し、個性や力を伸ばす支援を大切にしています。

心理外来でできること

心理外来では、以下のようなサポート等を行っています。

  • 初回面接(医師による評価・方針のご提案)
  • 継続カウンセリング(心理師による定期的な面接)
  • 発達検査(WISC-Vなどを用いた認知特性の評価)
  • 保護者支援(ペアレントカウンセリング)

必要に応じて、学校や関係機関との連携や、支援制度のご案内も行っております。

担当者について

当院の心理外来は、

  • お子さまの身体的・発達的な視点から支援する小児科医
  • こころの動きや関係性に寄り添う公認心理師

の二人三脚で対応いたします。

身体とこころの両面からお子さまを理解し、必要なサポートを一緒に考えてまいります。

心理外来メニュー

自費カウンセリング(50分)

  • お子様や保護者様とじっくり面談を行います。
  • 不登校、情緒不安定、対人関係の課題、思春期の悩みなど幅広く対応します。
  • 小さいお子様の育児などにお悩みのご家族の相談にも寄り添います(保護者のみ可)。

自費カウンセリング(25分)

  • 上記の内容について、短時間で気になる点を相談したい方におすすめです。

発達検査(WISC-Ⅴ):開始時期未定

  • 知能検査(WISC-V)により、お子様の発達の特性を詳しく把握します。

WISC-V(ウィスク・ファイブ)検査は、5歳0か月から16歳11か月のお子さまを対象とした知能検査です。この検査は、お子さまの知的発達の全体像を把握し、得意な分野や苦手な分野を明らかにすることで、適切な支援や教育方法を検討する際の貴重な手がかりとなります。 

WISC-V検査で評価する主な指標

WISC-V検査では、以下の5つの主要な指標を通じて、お子さまの認知能力を多面的に評価します。

  1. 言語理解指標(VCI): 言葉の理解や表現、語彙力など、言語に関連する能力を測定します。 
  2. 視空間指標(VSI): 視覚的な情報を理解し、空間的に組み立てる能力を評価します。
  3. 流動性推理指標(FRI): 新しい問題に対する推理力や、パターン認識能力を測定します。
  4. ワーキングメモリ指標(WMI): 情報を一時的に保持し、操作する能力を評価します。
  5. 処理速度指標(PSI): 視覚的な情報を迅速かつ正確に処理する能力を測定します。 
検査の流れと所要時間
  1. 検査実施: お子さまと検査員が1対1で、さまざまな課題に取り組みます。検査時間は約90分です。
  2. 結果分析: 検査終了後、結果の分析と報告書の作成を行います。
  3. フィードバック面談: 後日、保護者の方に検査結果の詳細をご説明し、お子さまの特性に合わせた支援方法やアドバイスを提供します。
検査の目的と活用方法

WISC-V検査は、お子さまの知的能力を数値化するだけでなく、個々の認知特性を深く理解することを目的としています。これにより、学習面や日常生活での困難さの背景を探り、適切な支援や指導方法を検討する際の参考となります。また、検査結果をもとに、学校や関係機関と連携し、お子さまに最適なサポート体制を築くことが可能となります。

小児特定疾患カウンセリング(保険診療)

  • 小児科医による保険診療内での心理相談です(医師の診察が必要です)。
  • 起立調節障害や夜尿症など、心身症の診断があり、心理カウンセリングが必要と医師が判断した患者様が対象です。

診療メニューまとめ

診療メニュー予約料カウンセ
リング料
内容
自費カウンセリング
(50分)
1,100円5,500円標準的なカウンセリングセッション。じっくり相談・支援を行う場合。
自費カウンセリング
(25分)
1,100円3,300円短時間のカウンセリングセッション。必要な箇所を重点的に相談・支援を行う場合。
小児特定疾患
カウンセリング
-保険診療当院に対面診療で受診済みで、以下の年齢・疾患にて定期的な受診が必要な方を対象にしています。
・年齢:小学1年生以上(就学児)
・疾患:発達障害に関連する状態(自閉スペクトラム症(ASD), 注意欠如・多動症(ADHD),限局性学習症(LD),知的発達症(知的障害),チック症,トゥレット症候群)、心身症的症状(起立性調節障害(OD), 過敏性腸症候群(IBS)情緒・行動に関連する症状(不登校, 適応障害, 情緒不安定),
睡眠・排泄に関する問題(夜尿症(5歳以上で月に2回以上の遺尿がある場合), 夜驚症)など。

対象と診療日

  • 小学校1年生〜高校3年生(6〜18歳)のお子様とその保護者様
  • 平日:週1〜2回(10:00〜11:30/14:00〜16:00)
  • 土曜:隔週(9:00〜12:30)
  • すべて予約制となっております

「小児特定疾患カウンセリング」については、まず小児科医による初回面接をご予約ください。 その上で、必要に応じてカウンセリングや検査をご案内いたします。

「WISC-V」等の発達検査については、開始時期が決まり次第お知らせいたします。

費用について(すべて税込)

  • 自費カウンセリング(50分): 予約料1,100円+カウンセリング料5,500円
  • 自費カウンセリング(25分): 予約料1,100円+カウンセリング料3,300円
  • 小児特定疾患カウンセリング: 健康保険の適用

自費診療メニューについては、自己都合のキャンセルをご遠慮いただくために、誠に恐縮ですが予約料をあらかじめいただいております。WEB予約の際に前もってクレジットカードをご登録いただき、決済してからのご予約となります。

ご利用時のお願い

  • すべての面談・検査は事前予約制です。
  • 予約時間の10分前までにご来院ください。遅刻された場合でも終了時間は変わりません(遅刻した分、診察時間が短くなります)。
  • 予約の変更やキャンセルは前日までにご連絡ください。
  • 無断キャンセルの場合は、次回から予約を遠慮させていただいたり、キャンセル料を頂戴する場合があります。

ご家族の安心のために

お子さまのこころの悩みは、ご本人だけでなくご家族全体に影響を与えることがあります。 心理外来では、保護者の方と一緒に悩み、考え、 そのご家庭らしい支え方を一緒に見つけていくことを目指しています。

「どこに相談したらいいかわからない」「他の医療機関にはかかりづらい」 そんなときこそ、身近な小児科の心理外来をご利用ください。

お気軽にご相談いただけることを、スタッフ一同、心よりお待ちしております。